OCNでVPNの構築

　インターネットVPNについての基礎知識および導入に関するアドバイスと、それに付随する固定IPアドレスの取得、それらのサービスを提供するISPのひとつ、OCNについて紹介します。また、ホスティングサービスについても解説していきます。

　VPN（Virtual Private Network、仮想プライベートネットワーク）と言い、プライベートネットワーク、すなわち専用回線（専用線）を利用せずに、主にインターネット回線を利用した、VPNのネットワーク構築を指します。
所在地が異なる、複数の拠点間で通信を行う場合、専用回線であれば第三者に介入される事もなく通信を行うため、管理上問題なく・セキュリティ利用可能であるが、不特定多数の通信が行われるインターネット回線では、なんのセキュリティ対策もなくネットワークを構築すると、情報傍受・漏洩や不正アクセスされる原因となるため、VPNでは各拠点にVPN端末を設置することで、端末によっては情報が送信する時に暗号化・受信する時に解読が行われることで、安全な情報の送受信が可能となります。

　そんなメリットの多いVPNにもデメリットがあります。それは、「情報漏えいのリスクはゼロではない」という点と「通信速度が低下することもある」という点です。

　専用線を利用すると、維持費がかなり高額であることから、低価格で運用できるインターネットVPNの構築は、複数の拠点をもつ企業・団体にはとても有用であると言えます。